2016年11月20日に受験したフォトマスター検定3級・2級に合格しました!
趣味でデジタル一眼レフを使っているホビーカメラマンですが、一発で合格できました。
この記事では独学でフォトマスター検定の合格を目指している方に向けて、私の勉強方法や合格した感想を紹介します。
目次
フォトマスター検定とは?
フォトマスター検定は毎年11月に実施される、写真とカメラの知識を証明する民間資格です。写真を趣味としている方から、カメラメーカーや電気屋さんの販売員まで、幅広い方が受験しています。
フォトマスター検定の受験方法
フォトマスター検定は公式サイトから受験申込できます。
フォトマスター検定試験概要
https://www.pm-kentei.com/guide/index.html
受験申込期間は8月から9月にかけて、試験は全国の都道府県で開催されています。
受験までの流れは以下の通りです。
1.マイページの作成
2.マイページよりお申込み(8月~9月)
3.受験票発行(11月頭)
4.受験(11月3週目)
5.解答発表(11月下旬)
6.結果通知発想(年末~年始)
合格者の発表はホームページ上で12月25日ごろに行われます。
フォトマスター検定の各級の受験料と難易度は?
フォトマスター検定は以下のレベルで実施されています。
級 | 受験料 | 試験問題 | 出題数 | 合格率(2022年度) |
3級 | 4,500円 | 基本的な知識・技法 | 60問 | 89.51% |
2級 | 5,700円 | 一般的~中程度の知識・技法 | 60問 | 70.65% |
準1級 | 6,800円 | 上級程度の知識・技法 | 70問 | 46.65% |
1級 | 7,600円 | 高度な知識・技法 | 80問 | 33.92% |
合格ラインは各級とも7割程度以上です。どの級も受験資格は一切必要ありません。
またフォトマスター検定は年1回の試験ということもあり、2つの級の同時受験が可能です。
級 | 受験料 |
3級・2級ダブル | 10,200円 |
2級・準1位ダブル | 12,500円 |
準1級・1級ダブル | 14,400円 |
3級学割 | 3,500円 |
団体受験の制度もあり、受験料の割引や準会場での受験にも対応しています。
フォトマスター検定を受験したきっかけ
私は趣味で写真をやっておりまして、フルサイズの一眼レフなども所有しています。
綺麗な写真やいい写真を撮影するためには、構図を考えたり、露出を制御したりといった技術が必要です。でも趣味として写真をやるには、それだけではなんだか物足りないな、といつも感じていました。
いい写真を撮るだけじゃなく、写真にまつわるいろいろな知識や技術を勉強したい。
そんなことを考えていると、ある日、「フォトマスター検定」なる検定があることを知りました。書店で問題集を見てみると、フィルムカメラの知識から、写真の文化的な内容まで、写真やカメラにまつわるいろいろな事が勉強できる試験だとわかり、これだ!と思い、さっそく3級と2級の試験を併願することにしました。
フォトマスター検定の勉強法
私が実践したフォトマスター検定3級・2級の勉強法を紹介します。
まずは写真撮影の基礎的な知識のおさらいから
フォトマスター検定を受験しようなんて思っている方は、おそらく趣味や仕事で写真をやっている人ばかりだと思います。
まずは絞りとシャッタースピードの関係からおさらいするとよいでしょう。絞り、シャッタースピード、ISO感度がそれぞれが変化すると写真の明るさはどうなるのか、そういった基礎的な知識をおさらいすることで、カメラの基礎知識を身に付けます。
フォトマスター検定受験者に必須の本が「体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ」です。デジタルカメラだけでなく、レンズや記録媒体などの内容がふくまれており、写真やカメラが好きな方にとって、興味深い一冊となるはずです。
フイルムカメラの知識もいちおう勉強しておく
2015年度の試験から選択式の問題はなくなり、すべての分野からまんべんなく出題されるようになりました。そんな中、一番苦戦するのが、「フィルムカメラ」の分野ではないでしょうか?
家電量販店に行っても、目にするのはデジタルカメラばかりという時代に、なぜフィルムカメラの知識が出題されるのだ!という感想は誰しもが思う事だと思いますが、試験勉強だと思って割り切って勉強するのが吉でしょう。
せめて、ふつうのフィルムと、リバーサルフィルムの違いくらいは理解したほうがよいでしょうね。まー、出題されるといっても、数問なので、そんなにがっつりやらなくても大丈夫だと思います。
フォトレタッチの問題とどう向き合うか。
トーンカーブ、レベル補正など、ふつうに写真を撮るだけでは縁のないこれらのワード。
私はウェブデザイナーの仕事をしているのですんなり頭に入った、というより日常的にPhotoshopなどのツールを使っているのでそんなに苦労することはありませんでした。
趣味で写真をやっている人の中には、特に写真補正などしてないよー、という方も多数いらっしゃると思います。
しかし、PhotoshopやLightroomなどのツールを使うと、自分で撮影した写真が見違えるように良くなりますよ。フォトレタッチは本当にヤミツキになります(笑 Abodeからもフォトプランというものもあるので、これを機にフォトレタッチの世界に入るのもおすすめします。
Adobe Creative Cloud フォトプランに入会すれば、年間23,760円で、プロのカメラマンが使用している、PhotoShopとLightroomが使い放題です! 下手に機材に投資するより、よっぽどいい作品を作れるようになること間違いないでしょう。
過去問を繰り返して知識を定着させる
フォトマスター検定はあくまでもマークシート形式で解答する試験です。過去問研究は重要です。
わたしは「フォトマスター検定合格」シリーズを使いました。
過去問ですが、過去4年分くらいやれば十分でしょう・・・
フォトマスター検定3級・2級に合格した感想
正直3級と2級はそんなに難しくないので、そんなに根詰めてやるほどの試験ではないですが、今年受験を考えている方のお役に立てば幸いです。さて、私は次は準1級と1級ですね。受験するかどうかは完全に未定です。
フォトマスター検定で写真・カメラの知識を身に付けよう
私が受験したのはフォトマスター検定3級と2級です。この資格を取ったからと言って、写真がうまくなるとかそういうことはありません。
しかし、写真やカメラに関する知識が格段に増えたことはたしかです。きれいな写真を撮ろうとするだけでは、フォトマスター検定で得られるような知識ってどうしても身につかないんですよね。
写真やカメラが趣味だけど、ちょっと違う視点で捉えなおしたいという方にとって、フォトマスター検定はおすすめの資格です。