FP3級の合格を目指しているけど、何を勉強したら良いのかわからない。おすすめの参考書やスクールはありますか?
この記事では、こんな悩みを解決します。
2017年5月28日にファイナンシャルプランナー3級の試験を受験しました。試験結果は見事に合格!
完全独学でしたが、何とか一発で合格することができました。
「FP3級ってどんな資格?」
「FP3級の合格基準はどれくらい?」
「実技はFP協会と金財のどちらがいいの?」
「おすすめのテキストや問題集は何?」
「試験に向けた勉強法」
といったFP3級合格を目指した方の疑問に答えます。
少し長くなりますが、最後までチェックしてくださいね。
FP3級ってどんな資格? 簡単?
FP3級は正式には「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」になるための試験として実施されています。名称独占資格です。
FP3級の試験問題は以下の6つの分野について問われます。
1.ライフプランニング
2.リスク管理
3.金融資産運用
4.タックスプランニング
5.不動産
6.相続・事業承継
の6つです。名前だけ見ても中身がイメージしづらいと思いますが、お金にまつわるテーマについてかなり広い範囲で問われる資格です。
ちなみにFP2級でもFP3級と同じ分野を取り扱っています。ただ2級は3級とは出題の形式も異なり、難易度もグッとあがります。
ちなみにFP3級は誰でも受験できますが、FP2級にはいくつかの受験資格が必要とされます。
・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
・3級FP技能検定の合格者
・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
といった条件です。将来的にファイナンシャルプランナーとしてステップアップしたいという方は、FP2級も視野に入れていると思いますが、ここで上げた受験資格を満たさないとFP2級は受験できないので注意してください。
FP2級を受験する人は「AFP認定を修了する」か「FP3級を経由してFP2級を受験する」かのどちらかを選択する人が多いようです。
ちなみに私は「FP3級合格⇒FP2級受験」というルートでFP2級を受験しました。
どちらでも好きな方を選べばよいのですが、AFP認定を修了するルートは、専門学校などでAFP認定コースを受講する必要があります。
学校によって費用や認定に必要な期間が結構違います。詳しくは検索して調べてみてください。
さて、FP3級は「学科」と「実技」の2つのタイプの試験に合格する必要があります。
「学科」は「〇×形式」が30問、「三択形式」が30問の計60問から構成されます。
「実技」も「三択形式」で計20問ですが、「学科」に比べるとちょっとひねった計算が要求される選択肢が多くあります。
なお試験は年に3回(1月・5月・9月)に行われます。
FP3級の合格基準
FP3級の合格基準は「学科」「実技」ともに60%以上の正答で合格です。
なお、「学科」だけ合格、「実技」だけ合格といったことも認められます。
この場合、合格した科目は合格日の翌々年度まで合格扱いとなります。
初回で「学科」に合格して、次の試験で「実技」に合格した場合、「実技」の合格を持って、FP3級資格が取得できます。
実技はFP協会と金財のどちらがいいの?
FP3級の実技試験ですが、「FP協会」と「金財」という2つの団体が別々に行っています。学科の問題はどちらも共通です。
・資産設計提案業務
・個人資産相談業務
・保険顧客資産相談業務
となっています。
個人的には、
「まったくFPに関する知識がなくて、初めてお金の事を勉強する」
という方でしたら、FP協会が主催する「資産設計提案業務」をお勧めします。
なぜならFP協会の実技の方が、出題内容がオーソドックスで勉強しやすいからです。
金財はどちらかというと狭く深くといった感じで、ちょっととっつきにくい印象がありました。
私もFP3級の実技はFP協会を選択しました。
おすすめのテキストや問題集を紹介します
独学で勉強するとなると、テキストや問題集をそろえる必要があります。
一番おすすめは「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級」というテキストと「みんなが欲しかった! FPの問題集 3級」の2冊です。
通称「ナナミ本」です。書店のFP3級のコーナーに行けば、一番多く陳列されているはずです。
次点でおすすめが「スッキリわかる FP技能士3級」です。
これはちょっと解説が浅いかなって気がしますが、テキストと問題集がコンパクトにまとまっています。
それと個人的におすすめはTACが出してる予想問題集です。毎回試験の2か月前くらいに発売されます。
本番の問題となぜか結構あたるので、勉強の仕上げにうってつけです。
それと重要なのが過去問ですね。過去問はインターネットのお勉強サイトで勉強するのが手っ取り早いです。
3級FP過去問解説:https://fp3test.com/
がおすすめです。FPの試験は法改正の影響をちょくちょく受けるので、過去問は過去5回分くらいやっておけば十分でしょう。
試験日までにやってきた勉強法
FP3級はマークシートオンリーの試験ということで、私がやってきた勉強法はとてもシンプルです。
テキストを2回くらい読む
⇓
問題を解く
⇓
間違えたところをテキストで再確認する
⇓
再度問題を解く
⇓
・・・
の繰り返しです。
勉強時間にすると50時間くらいでしょうか。
それくらいやれば十分です。過去問をやると出題の傾向が見えてくるので、問題演習は早い段階で取り掛かることをおすすめします。
また、通信教育で勉強するという方法もあります。
スタディング FP講座では、忙しい社会人や学生でもスキマ時間を活かしてファイナンシャルプランナーの学習が進められます。FP3級・2級講座もあり講義だけでなく模擬試験も受けられるので、確実に試験に合格したい人におすすめです。
\スキマ時間を活かして効率よく学べる/
よくあたる模擬試験付き!
スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】ではFP3級の学習が月額980円から始められます。「動画を見て、問題を解く」という流れがスマホ1つで出来ます。外出先でも簡単に学習をすることができます。
\月額単位の費用で受講し放題/
学習の進捗もオンライン上で完結
LEC 3級FP合格パックは初めてFPの勉強を開始する人にぴったりのコースです。3級FPスピード合格講座に3級FP公開模擬試験がセットになっており、FPとしての基礎力を着実に身に付けることができます。
\インプット・アウトプットをバランスよく学べる/
公開模擬試験付き
まとめ
お金に関する問題は人生のどのステージでも直面します。
私はファイナンシャルプランナーの資格に合格して、これまで興味がなかった、不動産や相続などの知識を手に入れることができて、とても満足しています。
皆さまもこの記事を読んで、ぜひFP3級にチャレンジしてみてください。そしてFP3級に無事合格できたら、FP2級も目指しましょう。
お金に関する正しい知識を身につけて豊かな人生を送りましょう!